鼈甲製の帆船買取ました
◎福岡市中央区よりご連絡頂き骨董品の出張買取に出かけました。
こちらでは銀杯や酒器、陶磁器や茶道具など50点程の買取ができました。
その一つの写真の鼈甲製品です。
昭和中期に流行った鼈甲の帆船ですが現在ではなかなかこのような
本鼈甲で作られた工芸品は見られません。
鼈甲とは南方の海域やカリブ海、インド洋の海域に生息しているウミガメの一種である
玳瑁(タイマイ)の半透明と黒褐色のまだらがある甲羅と爪、そして腹甲とを巧みに加
工、細工し、各種の装飾用具として作られたものをべっ甲(鼈甲)細工と呼んでいま
す。中国ではこの玳瑁細工の工芸品が6世紀末頃にはすでに作られ、8世紀の唐時代にな
ると盛んに制作されるようになったので、唐の朝廷は玳瑁や珠玉などを組み合わせて工
芸品を作るのは贅沢品であるとして、しばしば禁令が下されています。このように玳瑁
は古代より貴重品として取り扱われていました。日本では特に櫛(くし)、笄(こうが
い)、簪(かんざし)といった髪飾りの素材として重宝されてきました。また高級メガ
ネの枠としても扱われています。そのほかにもペンダント、ブレスレット、イヤリン
グ、カフリンクスなどジュエリー素材として、帯留めや煙草入れ、茶杓(ちゃしゃく)
といった伝統工芸品の材料としても珍重されています。
骨董品買取の福岡玄燈舎では鼈甲製品を買取致します。お気軽にお問い合わせください。受付年中無休 電話050-3569-2100