【沖縄陶器(琉球)買取/福岡県・骨董品】
琉球陶器(やむちん)買取/福岡県・骨董品|福岡市博多区で沖縄の陶磁器や工芸品を買取致しました。琉球王国時代の焼物や陶磁器、着物や掛軸などもあり高価買取させて頂きました。ありがとうございました。
この唐樹は沖縄の壷屋焼の抱瓶です。有名な作家では人間国宝の金城次郎さんがおられます。魚紋や草花などを図柄にして沖縄独自の風情がある陶器ですね。実際は持ち運びができる携帯用の酒入れだとか。殆どは購入してコレクションケースに収めてある調度品が多いようです。泡盛を入れ、肩につるして使用する携帯用の酒瓶で、表面が曲線状の三日月形と、表側を三つに面取りした面取り形とがあります。構造は先端に注口、上部中央に泡盛入り口、外面に続く両側にひもを通す耳があり、酒器全体が曲線を持って腰に密着するように湾曲しています。写真の抱瓶も同様でなんだか可愛らしい形をしていますね。全体が赤や緑、青などで彩色されたり、絵が彫り込まれたり、近年は美術品としての価値も高まってきているようです。この抱瓶の分布は首里や那覇には少なく、反対に地方に多いことから、昔は豪農たちが山野の巡回や猟、花見、観月、競馬、古武道観戦などへ行くときに携帯したそうです。やむちんの歴史は琉球王府が編纂(へんさん)した歴史書「球陽」によれば、琉球王国が薩摩藩の侵攻を受けて支配下に置かれた17世紀初め、薩摩から招かれた3人の朝鮮人陶工が、湧田(わくた)村=現・那覇市泉崎=で製陶技法を伝えたのが始まりといいます。1682年には、点在していた窯場が牧志村=現・那覇市=のやきものの産地「壺屋」に集められました。以降、ここで生産される陶器は壺屋焼と呼ばれるようになります。
骨董品買取の福岡玄燈舎では沖縄(琉球)の陶磁器を買取ります。お見積りや査定だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。